B型肝炎とはどのような肝炎か?

B型肝炎の患者は日本に推定で120~140万人いるといわれています。

B型急性肝炎は血液や体液を介して感染し、
現在では性交渉による感染が多いと言われています。

B型肝炎ウイルスに感染するとHBs抗原が陽性になります。

また、HBe抗原も陽性の場合、ウイルスが活発に増殖しており、
感染力が強くなります。

HBs抗原とHBe抗原がともに陽性の場合、その配偶者のほとんどは
結婚後5年以内にB型肝炎に感染してしまうケースが多いです。

なので、もし恋人や家族がB型肝炎ウイルスに感染していると
分かったら、ワクチンの投与によって感染を予防することが重要です。

■B型急性肝炎とB型慢性肝炎

成人のB型急性肝炎のほとんどは急性肝炎のまま治ります。

しかし、まれにウイルスとの闘いの結果、肝臓の細胞の大部分が
破壊されてしまう劇症肝炎になってしまう場合も有り、このような
ケースでは患者が死亡してしまうというケースもあります。

B型慢性肝炎は、肝機能の異常が6ヶ月以上続くものです。

かつてはHBe抗原が陽性の母親から生まれた子供のほとんどが
母子感染により、B型肝炎ウイルスに感染していました。

このようにして感染した子供は、免疫が発達していない小さいうちは
肝機能に何の異常も認められません。(無症候性キャリア)

やがて免疫が発達してくると、体がウイルスの存在に気付き
攻撃を始めるため、肝細胞が破壊され肝炎を発症します。

しかし、母子感染による感染は現在ではほぼ予防できるように
なったため、このような感染例は極めて少ないです。

現在、B型肝炎のキャリアになっている方で多いのは、
幼少期に受けた予防接種が原因となっているようなケースです。

B型肝炎ウイルスは血液を介して感染するため、注射器を
使い回して使用することによって感染が広がってしまうわけです。

現在、このような幼少期に受けた注射が原因でB型肝炎のキャリアに
なってしまた人に対して、給付金請求ができる制度があります。

このような条件に該当される方は、B型肝炎訴訟に強い弁護士などに
相談して給付金を請求するのが良いかもしれません。

自分で訴訟に必要な証拠を集めるのは大変なことが多いので、
弁護士などの専門家に依頼するのがベターでしょう。

弁護士に無料相談できるサイトを紹介するので、参考にしてみて下さい。

B型肝炎に強い弁護士に無料相談できるサイト

 

 

薬剤性肝障害

薬剤性肝障害とは、服用した薬の影響で肝細胞が破壊されたり、
肝機能に障害が起こることをいいます。

原因となる薬で多いのは、抗生物質、解熱鎮痛剤、抗がん剤などの薬ですが、
細菌では民間の健康食品や漢方が原因となるケースも多いです。

肝機能に良いとされる健康食品が原因で、肝障害が起こり、
死亡するケースもあったので、注意が必要です。

■アレルギー型の肝障害

薬物による肝障害の多くは、急性のアレルギー型です。

アレルギー性の肝障害は、薬物に対する体の反応によって起きる肝臓の障害です。

薬物の種類や量に関係なく起こるので、あらかじめ予期することは難しいです。

ただ、もともと喘息やじんま疹などのアレルギー体質の人は
出やすい傾向があります。

また、一度アレルギーを起こしたことがある薬は、
2回目の服用時もアレルギーを起こす可能性が高いです。

そのため、新しく薬を飲み始めた時に、じんま疹や発疹が出た場合、
その薬の服用をいったん中止し、医師に相談することが重要です。

じんま疹や発疹以外にも、尿の色が濃い褐色(ビリルビン尿)などに
なった場合、肝障害が起きている可能性が高いため検査の必要があります。

このような薬物性の肝障害の場合、薬の服用をストップすれば、
症状は徐々に改善していくケースがほとんどです。

しかし、まれに重症化する場合もあり、劇症肝炎になって、
死に至ることもあるので、服用後に異常を感じたら、
必ず医師の診察を受けるようにするべきです。

■中毒性肝障害

アレルギー型以外の肝障害には、中毒性肝障害があります。

中毒性肝障害は、薬物そのものの機能による障害です。

薬そのものに肝細胞を傷つける性質があるため、
すべての人に発生し、薬の量が増えるほどその影響も大きくなります。

このような中毒性肝障害を引き起こすものとしては、
解熱鎮痛剤のアセトアミノフェンが有名です。

この薬を一度に大量に服用すると中毒性肝障害が引き起こされます。

ただし、中毒性肝障害はアレルギー性の肝障害と異なり、
影響の程度が用量に比例するので、適切な服用によって
障害を回避することも可能です。

 

 

自己免疫性肝炎(AIH)について

人間の体には、体の外から入ってきた細菌やウイルスを撃退するための
自己免疫システムが存在します。

この免疫は通常通り機能すれば、外部からのウイルス感染を防ぐ
という意味で有益なシステムなのですが、この仕組みが何らかの
原因で以上をきたすと自分自身の組織を攻撃する場合があります。

このように本来であれば体を守るはずの自己免疫が異常をきたし、
肝臓の細胞を攻撃して、肝炎などの慢性的な炎症を引き起こす場合を
自己免疫性肝炎(AIH)と呼びます。

この自己免疫性肝炎になった場合の症状は、
ウイルス性の肝炎の症状とよく似ています。

体のだるさや食欲不振、黄疸などの症状が出る場合があります。

ウイルス性の肝炎ではないので、検査をしても、
ウイルスは陰性だと判断されますが、肝臓組織の炎症が強く、
肝硬変に進行してしまうケースもあるので注意が必要なのです。

このような自己免疫性肝炎になりやすいのは、中年以降の女性です。

たしかに、男性にもこの肝炎は発症しますが、割合としては、
男性が1に対して、女性が6ぐらいの割合です。

■自己免疫性肝炎の治療

自己免疫性肝炎の治療には副腎皮質ホルモンが使われることが一般的です。

薬で使われることが多いのは、プレドニゾロンです。

このような薬を飲むと通常1~2週間で肝機能が正常になります。

ただし、薬を長期間服用すると、

・骨粗鬆症
・糖尿病
・感染症
・満月様顔貌(ムーンフェイス)

などの副作用があります。

治療に副腎皮質ホルモンを試用する際には、このような副作用に
注意しながら服用する必要があるでしょう。

脂肪肝

肝臓の働きとして、食事から摂取した脂肪や糖質から
中性脂肪を合成し、脂肪を蓄えるという機能があります。

このような中性脂肪はエネルギー源として活用されるので、
本来であればこのような機能は有益なものです。

しかし、脂質などを過剰に摂取すると、中性脂肪が
必要以上に肝臓に蓄積されていくことになります。

このように肝細胞の30%以上に中性脂肪がたまり、
肝機能が低下した状態を脂肪肝といいます。

■脂肪肝の原因

脂肪肝の原因として大きいのは普段の生活習慣です。

食べ過ぎや飲み過ぎなどの生活習慣が原因で肥満になってしまい、
脂肪肝になるというケースが多いです。

ただ、このような暴飲暴食による脂肪肝以外にも、
不規則な食事や無理なダイエットも脂肪肝の原因となります。

脂肪肝は健康診断などで、腹部超音波検査などの画像診断を
行うことによって発見されるパーターンが多く、成人男性の3割
成人女性の1割に脂肪肝が認められます。

■脂肪肝の対策

脂肪肝の対策としては、食事と運動です。

脂肪肝の原因は基本的に食べ過ぎと飲み過ぎなので、食事制限によって
摂取するエネルギーを減らすということが一番の対策です。

また、アルコールの飲み過ぎには禁酒が一番の対策です。

このように食事の習慣を整え、規則正しい食生活を送ることが重要です。

また、食事と同時に有酸素運動などによって
エネルギーを消費するということも重要です。

ウォーキングやランニングなど無理のない範囲で日常生活で
体を動かす機会を増やし、脂肪を燃焼させることが大切でしょう。

 

 

アルコール性肝障害

アルコール性の肝障害は、肝臓の病気の中でも馴染みが深いかもしれません。

お酒の飲み過ぎは肝臓に悪いということが言われますが、
それは飲酒によるアルコール性の肝障害のことをさしています。

■アルコール性脂肪肝

アルコールは通常、肝臓で代謝されて無害化されますが、
過度に摂取すると脂質の代謝が後回しになり、中性脂肪として
肝臓に蓄積されることになります。

このようなアルコールの摂取によって中性脂肪が肝臓に蓄積した
状態がアルコール性脂肪肝と呼ばれます。

蓄積された中性脂肪やアルコールの代謝の過程でできる
アセトアルデヒドが原因となり肝臓の組織が線維化するケースもあります。

 

■アルコール性肝炎・肝硬変

多量の飲酒をすることによって、肝細胞が破壊されると、
発熱や黄疸などのウイルス性の急性肝炎と同じような症状が出ます。

さらに、肝細胞の破壊と再生が繰り返されると、肝臓の線維化が
すすんで硬化し、肝機能の状態がきわめて低くなります。

1日の飲酒量が、日本酒換算で平均3合以上、5年以上の飲酒歴の場合、
アルコール性肝硬変を起こすリスクがあります。

さらに、1日の飲酒量が、日本酒換算で5合以上、10年以上の飲酒歴の場合、
さらに肝硬変を起こす確率は高くなります。

ウイルス性の肝硬変と同様に黄疸などの症状を伴うことも多く、
肝硬変から肝がんを合併することもあります。

このようなアルコール性の肝障害に対しては、
禁酒をすることが一番の治療法です。

肝庇護薬などが補助的に用いられることもあります。